彷徨うキムンカムイ

家の鍵失くしちゃった

老いたる生活

概ね20時から24時のあいだに寝て起きる。位牌に線香を上げ、気分に合わせて学習と事業運営で作業を切り替える。明け方になると食事を摂る。8時過ぎに朝礼を行い、データを採取して分析する仕事を少し齧る。引っ越したばかりの家の片付けを少し進めることもある。

昼間はパートナー会社の相談業務を手伝う。手伝うと言っても、聞き専かテキストベースでのコミュニケーションを代わりに引き受けるだけ。パートナー会社と自社のマーケティング戦略を練り、実行する。いま企画しているAIを活用した事業のプロダクトも進める。夕方は自動化した録音文字起こしから必要な対応を整理する。簡単な食事を摂りながら経理作業。気絶するように眠る。

 

最近はこの繰り返しだ。人と話すこともあるが、自分の話はしない。メンタルケアと業務のフォロー、あとはただ相手の聞いてほしい話を聞くだけ。精彩のある生活が失われ、記憶に残らない目まぐるしいだけの一日が残る。

 

やたらとハングリー精神の強い経営者からは見下される。どこか作業者目線に傾くきらいのある経営者とは話がかみ合わない。植物のように、老いたる生活。